いやーやばいよ。
やばいですよ、『ファイアーエムブレム風花雪月』。
楽しすぎる…!
発売日からプレイし始めて、およそ3カ月間…
狂ったように遊んでおりました。はまりすぎて。(ブログ書け)
拙者としてはね、だいたいはまったゲームってね、2周か3周くらいなんすよ。やっても。
1周したら時間おいてまた2周目やったりね。
プレイ時間は100時間超えたら、おぉ~けっこうやったなぁって感じ。
今回ね、この『FE風花雪月』、5周しました。ノンストップで。連続で。
プレイ時間は400時間オーバー。
今は6周目をプレイ中で、DLCなどが全て出揃ったら集大成として7周目をやるつもりです☆
これでいかに私が『FE風花雪月』をエンジョイしてるか、お分かりになったでしょう…
めちゃくちゃ前置き長い&今更感ハンパないですが、『ファイアーエムブレム風花雪月』のレビューをしていきたいと思います(笑)
※軽微なネタバレを含みます。未プレイの方が見てもさほど楽しみを損なわれない程度になるよう気を付けますが、心配な方はご注意ください!
『ファイアーエムブレム風花雪月』ってどんなゲーム?
『ファイアーエムブレム(FE)』は、任天堂が手がける「シミュレーションRPG」シリーズです。

戦略をじっくり練るシミュレーションゲーム、キャラクターを育てるロールプレイングゲームの両方の面白さを融合したゲームなんだって~!
そして今作『ファイアーエムブレム風花雪月(FE風花雪月)』は、そんな『ファイアーエムブレム』シリーズの最新作として、ニンテンドースイッチで発売されました!
特徴としては…
・舞台は3つの国から生徒が集まる士官学校、主人公は教師!
・3つの学級のうちどれを担任するかによってストーリーが変化
・ストーリー後半は戦乱の世に突入、かつての教え子たちが争いあう…
といった点が挙げられます!設定からして胸熱!
ゲームの流れとしては、生徒たちを指導して育成・強化をする「士官学校パート」 → 育てたキャラで敵に挑む「戦闘パート」を繰り返してストーリーを進めていきます。
士官学校パートでは、敷地内を散策して生徒たちと交流したりなんかもできます(^^)
生徒たちとたくさん交流をして仲良くなっていくと、キャラに感情移入できるだけでなく、戦闘での連携が強化されるなどのメリットもありますよ!
ゲーム難易度はそれほど高くなく、シミュレーションゲーム初心者でも非常にプレイしやすいです!
僕も実は『FE』作品もシミュレーションゲームも初プレイでしたが、問題なくスムーズにプレイできました!
ちなみにシリーズ経験者や上級者は高難易度モードも選べるのでご安心を…
キャラデザなんかも硬派過ぎず軟派過ぎずいい感じです。それぞれ個性も立っていて、誰でもお気に入りのキャラが見つかるはず。
男女問わず幅広い層におすすめできるゲームと言えそうです!
ゲームボリュームがえげつない!
先述の通り、教師である主人公は、3つの学級から担当するクラスを選ぶのですが、この選択によってストーリーが大きく変化します。
ふつうにどれか一つの学級のストーリーを遊ぶだけでも40時間前後かかるくらいのボリュームなので、じっくり腰を据えて遊びたい人にも嬉しいですね。
ストーリーを進めるだけでもある程度のプレイ時間が必要ですが、どんなキャラに育てるかじっくり吟味したり、レベル上げやスキル経験値を稼いだり、バトルで熟考して最善の一手を繰り出したりと、ついつい時間を忘れて楽しんでしまう要素がたくさん(笑)
ちなみに僕はすげぇじっくり遊ぶ派なので、1周80時間くらいかかりました(笑)
ストーリー分岐が合計4ルート
いやーこのゲーム、実はねぇ、3つの学級だからストーリーは3ルートか!って思うじゃないですか?
でもね、実は4ルートあるんすよ…へへへ(誰)
4ルート目は一応隠し要素なのかな?
3つのルートのうちひとつが、さらに2つに分岐して、全く違うストーリーになります。
なので少なくとも4周は純粋に新しいストーリーとして楽しめます。
そして、それぞれのストーリーを進めるごとにゲーム内の謎が明かされていくので、飽きずに楽しめるんですよね~
逆に言うと、「4周すべて網羅しなければすべての謎が明かされない」とも言えるため、ひとつのゲームをじっくり遊ぶタイプではない人とかはしんどいかも?
まぁでも1周だけでもじゅうぶん楽しめますけどね!
周回プレイが楽しいゲーム仕様
4周もストーリー楽しめてすげぇなぁ、て思うんですけどね、このゲーム。
それだけじゃ終わらんのだよ。
クリア後の引継ぎ要素も豊富なので、ストーリーを堪能しきった後でもさらに楽しむことができるんですよね!
主なものを挙げると…
・指導レベル(主人公の教師としての力量)→序盤から上げとけば、めっちゃ生徒を育成できる
・支援レベル(各キャラとの仲良し度)→前回上げきれなかったキャラは続きから…
・技能レベル(各種武器や魔法のスキル)→クラスチェンジ、戦略の幅が広がる!
・兵種スキル(各職業の専用スキル)→いろんな職業のいいとこどりも可能
これらは名声値(ゲーム内のポイント的なやつ)を消費して引き継ぐことができます。
うまいこと振り分ければ、自分好みのキャラを作るのも、最強の先生(主人公)を作るのも思いのまま!

鉄壁の守備を誇る狙撃手や、格闘術で闘うビショップ、剣も槍も斧も弓も魔法も使える騎士、なんてのも作れちゃうね。
これね、育成要素があるゲーム好きな人はわかると思うけど、めっちゃわくわくするよ(笑)
ちなみに名声値は周回を重ねるごとにボーナスが入って大幅に増えるので、さらに周回プレイが加速しちまう!
ユニットの育成が楽しい!
【出典】『ファイアーエムブレム 風花雪月』© 2019 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS Co-developed by KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
これがほんとにねー、熱中しちゃう要因ですよね(^^;
すげーざっくりいうと、「技能」・「兵種」・「レベル」の3つの要素があります。主に。
「技能」は剣とか弓とか黒魔法とか、それぞれのスキルですね。
「兵種」は職業。剣が得意なソードマスター、白魔法を使うビショップ、馬に乗って槍を振るうパラディンとかそんな感じ。
「レベル」は一般的なRPGと同じようなキャラのレベルですね。レベルが上がるほどパラメータも上がって強くなる。
基本的にはランクが高い「兵種」ほど強いです。
「兵種」によって必要な「技能」が決まっており、高ランクの兵種には一定の「レベル」に達していないとなれないので、目指す兵種に合わせて技能を伸ばし、レベルも随時上げていく、というのが育成のセオリーになります。
どんなキャラに育てるかは自由自在!
上げられる「技能」や、なれる「兵種」には、制限はほぼありません。
キャラごとに得意な技能、苦手な技能が決まっていますが、苦手技能でも頑張ってMAXまで上げることもできるし、得意技能でも全く上げずにほったらかしにもできます。
兵種については、男女それぞれの専用兵種、イベントでもらえる限定兵種、キャラ固有の兵種がありますが、それ以外はほんとに自由です。
誰でも何にでもなれます。(あれ?これズー〇ピアのやつ…?)
これが高い育成の自由度とゲームプレイの幅を生み出していて、非常に素晴らしいです。

ゴリゴリのガチムチ大男キャラを踊り子にしたり、小柄で華奢な魔法使いタイプの女の子をウォーリアーとかにもできるからほんと、夢があるよねぇ…
どのキャラを使うかも自由自在!
このゲーム、どのキャラを育成してどのキャラでバトルに臨むかもかなり自由度が高いのです。
各ルートによって多少違いはありますが、「スカウト」という機能によって、自学級以外の生徒、他の先生や騎士団の仲間たちも自分のクラスに引き入れることができます。
自学級に引き入れちまえばこっちのもんで、あとは誰を育てようが誰を出陣させようが先生の勝手だもん!とばかりに好き放題できます!
お気に入りのキャラ一人をえこひいきしてもいいし、女の子だけに個別指導してもいいし…(教師の風上にも置けない)
教員や騎士団メンツだけのおとなの魅力軍団を作るのもいいですね(笑)
どのキャラを使っても、ストーリー進行上はほっとんど影響ありません。
個人的なおすすめは、各学級の好きなキャラを集めてオールスター的な軍をつくること…
兵種とかのバランスも考えるとなおよし!
これ考えてるときめっちゃ楽しいんすよ…
キャラクターがすこぶる魅力的
今作には、とてもたくさんのキャラクターが登場します。
各学級に級長含め生徒が8人で合計24人、それに教師や騎士団、士官学校を運営する教団関係者など、味方として登場するだけでも40人くらいいるんじゃないかしら?
そんでねー、そのキャラクター全員がほんとに魅力的なんですよ!
生徒も周りの大人たちも、それぞれ性格や能力など個性が際立っているし、ストーリー進行や会話イベントなどで、さらに深くそれぞれの生い立ちや人物像を掘り下げられていくので、どのキャラにも愛着がわくんですよね~
最初は何だこいつ?って思ったキャラでも、内面が深く描かれているのを見ていくと、それまで見えなかったそのキャラの信念や人間性が理解できて、とても好きになるんです。
【出典】『ファイアーエムブレム 風花雪月』© 2019 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS Co-developed by KOEI TECMO GAMES CO., LTD.
また、『FE風花雪月』はキャラゲー要素が強い、とも言われます。
んー、たしかにそれは事実かもなぁ。
会話の中でキャラが喜びそうな選択肢を選んだり、贈り物をして支援値(好感度)を上げ、支援値が一段階上がるたびに支援会話という会話イベントがあります。
支援値が上がると、先生と生徒、生徒同士でも恋愛をにおわせるような描写があったり、いい感じの雰囲気になったりします。 最終的には結婚する場合もありますしね。(ゲームクリア時)
…こりゃあ確かにキャラゲーか(笑)
てかまぁその前に僕自身キャラゲーの定義がよくわかってないんですけどね(^^;
こんなことを書くと、「恋愛要素とか、そういうのはちょっと…」って方も出てきちゃうと思うんですが…
僕がプレイした感覚から言うと、そこまで嫌な感じというか、変な感じはしなかったですよ。
なんともあいまいな表現で申し訳ないですが…
僕自身ね、あまり恋愛要素があるゲームとか、ギャルゲー?とか乙女ゲー?的なものは全然やらないんですけど、FE風花雪月のキャラゲー的な部分はすんなりと受け入れられて、むしろ楽しめました。
だから恋愛要素があるようなゲームが苦手な方でも、さほど抵抗なくプレイできるんじゃないかな?と思います。
たぶん、どのキャラクターも非常に魅力的なので感情移入ができて、そんな思い入れのあるキャラ同士が関係を深めていくからこそ、好感をもって見れるのだと思います。
イメージ的には、ストーリー上はどのキャラ同士がくっつくか、とかは決められていなくて、その辺のカップリングとか後日談についてはプレイヤーの選択などによって変えることができるよ~、というくらいの感じですかね?
キャラのことを好きになってくると、こいつはあの子とくっつけてーな!とかそういうよくわからん親心的なやつが出てきます(笑)
少なくとも、キャラクターにほとんど興味がない、って方以外はそこそこ楽しめると思います。キャラゲー的な部分については。
いまいちだったところ
とても完成度の高いゲームだと思われるので、あまり悪いと感じる部分はありませんでした。
しいて挙げれば~て感じですね。
たぶんいずれも、他の方のレビューとかでよく見かける意見かと思いますが…
兵種に偏りがある
兵種がねー、そこそこ数はあっていいと思うんですが、ちょっと偏りというか、育て方によっては困っちゃう部分があります。
兵種については、初期のものを除くと、「初級」「中級」「上級」「最上級」とランクがあるのですが…
最上級がね、ほとんどが騎馬系とか飛行系なわけですよ。
たしかに騎馬も飛行も強力なので、最上級にふさわしいんですけど、騎馬とか飛行が得意ではないキャラはその辺の技能を全く上げてないってことも多いので、結構困るんすよね(笑)
得意ではないから、技能上げるのも地味に時間かかるし…
僕は基本的に各キャラの得意な技能を伸ばして、適正な兵種にしてあげるという育成方針だったので、一部のキャラだけ得意じゃない技能を上げないと最上級職になれない、というのはちょっとだけ残念でした。
ただ!今後のアップデートなどで新しい兵種が追加される、という情報があるので、これは期待できます!
最上級職がもっと拡充されて、どのキャラも得意技能で活躍できるようになったら嬉しいなぁ。
一部ルートでストーリーが消化不良
詳しくは重大なネタバレになってしまうので書けないんですが、ルートによっては宿敵というか黒幕というか、そんな感じの敵勢力との決着がつかないままエンディングを迎えてしまっているような気がします。
だからといって、終わり方が雑だとか変だとか、というわけではないんですが、ちゃんとスパッときれいに決着をつけてほしかったな、という気持ちもあります。
これもアプデとかDLCとかで補完されるのでは?という声もありますが、可能性は低いかな…?
結論:かなり多くの層におすすめできるし、ハマるとすげーハマる
『ファイアーエムブレム風花雪月』はとてもとっつきやすくて遊びやすいゲームです。
難易度は自分に合ったものを選べるし、シミュレーションゲーム初心者でも入りやすい。
RPG好きや育成好きがハマれる要素が多く、男女問わず受け入れやすそうな魅力的なキャラ達。
がっつり遊びたい人は周回プレイや高難度モードができるし、ライトゲーマー諸兄はスイッチならではの携帯モードでちょこちょこ進めるのもよし。
実際僕も初めてファイアーエムブレムをプレイして、見事にはまりましたしね(笑)
『ファイアーエムブレム風花雪月』は、間違いなく多くの方にお勧めできるゲームです!
気になった方は是非プレイしてみてください!
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